EPSについて

※このブログではアフィリエイト広告を利用しています。

カンパニョーロの魅力

カンパニョーロの電動変速システム “EPS”について、解説と現行モデルの使用感をお伝えします。

EPSとは?


EPS=Electronic Power Shift
の略でカンパニョーロがリリースしている電動変速システムです。
シマノのDi2、スラムのe-tapに相当します。
※因みにカンパニョーロでは”電動シフト”ではなく”電子式シフト”と呼ぶそうです。

シマノのDi2は、ハイエンドのデュラエース、セカンドグレードのアルテグラ、ミドルグレードの105までラインナップがありますが、カンパニョーロではハイエンドのスーパーレコードのみEPSが設定されています。
私が自転車を始めた10年ほど前は、スーパーレコードだけでなく、レコード、コーラス、アテナ(廃止済)にもEPSの設定があったのですが、現在はカンパで電動を使いたかったらスーパーレコードを選択するしかありません。
最近のフレームは電動変速が前提で作られているようなものも多いので、レコードやコーラスにもEPSをラインナップしてほしいですね、、

歴代モデル

2012年にデビューしたEPS。バージョンがV1から始まり現行モデルはV4となっています。

■V1(2012〜)
カンパニョーロ初の電動変速
ハイエンドモデルのスーパーレコードとレコードに設定。約8ヶ月後に上から当時4番目のグレードであったアテナが追加される。
バッテリーはフレームに外付けする形状で、
見た目が悪い、対応するフレームが少ないなどの問題があった。

■V2(2014〜)
バッテリーが細長い形状になり、シートポスト内に装着できるように。
スーパーレコード、レコード、アテナに加え、3番目のグレードであるコーラスも追加される。
当時シマノはデュラエースとアルテグラにしか電動の設定がなかったので、カンパは進んでいるな〜と思ってました。

■V3(2015〜)
インターフェイスに充電ポートが追加される。
V2以前では内蔵バッテリーの充電用にフレームに穴が必要があったが、
インターフェイス(ステムの裏側に取り付け)から充電できるようになり、フレーム側の対応が不要になった。


また、Bluetoothによる通信が可能になり、
変速に関する設定やログを記録できる専用アプリ『My campy」が登場。

My campyについては別途記事にしたいと思います。

■V4(2019〜)
12速となったスーパーレコードのみに設定。
バッテリーが長くなり、バッテリーライフが10%増加。

私が使用している現行モデルになります。

■V5?(2023〜)
先日発表された新型スーパーレコード。V5と呼ぶのかは不明
シマノやスラムと同じく無線方式に。
また、エルゴパワーの形状が大きく変更された。

無線はいいのですが、カンパニョーロ伝統の親指シフトが廃止され、遠目にはシマノと同じようなデザインになってしまい個人的には残念です、、、

(C):カンパニョーロ公式

V4 スーパレコードについて

私が実際に使用している、V4 スーパーレコードを紹介します。

外観

■エルゴパワー
親指側のシフトレバーが下に向いています。
これにより、下ハンドルを握っている際のシフトがしやすくなります。
これ以外は機械式とほとんど変わりません。シマノのSTIは機械式とDi2で大きく見た目が変わるので、違いの一つですね。


■前後ディレーラー
カーボンが多用、、というかほとんどカーボンでできています。
シマノに比べると、モーターの部分が少し大きめかなと思います。

使用感

■クリック感
レバーでばね仕掛けのディレーラーを引っ張っているのではなく、モーターを動かして変速しているので、シフト”レバー”というよりシフト”ボタン”のような感覚がします。
クリック感は人差し指側は「カチッ」というようなシマノと似た感覚。親指側は「ポコッ」というようなしっかりした感覚です。いずれにしても機械式より軽いですね。
カンパニョーロの機械式モデルはシマノに比べるとシフトレバーがかなり重めです。
これは考え方の違いによるものものなので、良いといか悪いとかいう話ではないですが、
カンパが使いたいけど、シマノのように軽い力で変速したいという方はEPS一択かと思います。

■多段変速
電動なので、長押しで多段変速が可能です。
ただ、これは機械式の方が速いような気がします。
以前、シマノの105を使っていましたが、
軽くする(ワイヤーを巻き取る)方はレバーを奥までグイッと押せば、一気に3段いけました。
カンパニョーロだと重くする(ワイヤーを解放する)方も3段一気にいけます。
(軽くする方は5段。ウルトラシフトと言います)
電動だと”一気に”というより、一段一段というような感じなので、やや時間がかかるような気がします。
微々たる差なので、普通に走る分には全く問題ないですが、クリテリウムなど加減速が激しい場面では気になる人もいるかも知れません。

■トリム調整
あと電動ならではのメリットとして、リアの変速に合わせてフロントのトリム調整を自動で行なってくれるのは単純に楽だなと感じます。カンパに限った話ではないですが、、

まとめ

以上、今回はカンパニョーロEPSについて解説と、現行モデルの使用感をお伝えしました。
EPSについては、充電方法や専用アプリの「My campy」についても今後記事を書く予定です。

ではまた〜^_^




コメント

タイトルとURLをコピーしました